番外編 その1
1.サイバック王立研究所にて
ケイト「あなた達、あのユアンって人と知り合いなの?」
ロイド「え?…ま、まあ、知り合いって言えば知り合いだけど。」
ケイト「だったら、もう二度とここへは来ないよう言っておいてちょうだい!」
ロイド「…へ?それってどういうこと?」
ケイトは大きな溜め息をつくと、部屋の隅に置いてある機械を指さし言った。
ケイト「あの機械は大戦時代のものでね。構造も部品も今の物とは全く違っていて、なかなか修理が出来ないでいたの。それを私達が試行錯誤を重ね、ようやく再起動まであと一歩というところまでこぎつけていたのよ。」
ロイド「フム、フム。」
ケイト「そんな時に突然あの人がやって来て、『あとは任せろ。私は機械工学の権威の弟子の弟子のそのまた弟子の知り合いだから、ちゃちゃっと直してやろう。』って。ところが…」
ロイド「ところが?」
ケイト「ところが散々いじくった挙句、直す前の状態よりも更に酷いポンコツにしてしまったのよ!それであの人、どうしたと思う?謝るどころか、『おや?なんだか動かなくなってしまったな。ちょっと手違いがあったようだ。しかしこの機械、訳あって急ぎで使わねばならなくてな。すまんがお前達、3日以内に直しておいてくれんか。』とか言って、とっとと逃げて行ってしまったのよ!!」
ロイド「……」
ケイト「ねえ、信じられる?あと一歩、あと一歩というところまできていたのよ。それをあの得体の知れない青毛男がっ!!くそっ、今度会ったら絶対に許さないわ!!キ〜〜○#×&※△……」
更にエキサイトしながら、ここではちょっと書けないような暴言を吐き続けるケイト。
なにやら身の危険を感じたロイド達は、急いでその場から逃げ出したのだった。
−おわり−